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住宅展示場1日目~AI工務店②

続いて、断熱材です。

AI工務店では、断熱材はアクアフォームを使用しています。

アクアフォームは現場で壁に吹き付けるともこもこと膨れ上がります。モデルハウスでは、2つの液体を混ぜて、そのもこもこ感を実演をしてくれました。

断熱材といえばグラスウールが有名ですが、グラスウールがいかに良くないか、アクアフォームがいかに良いかをトークしてくれました。

グラスウールは長年使用していると

  • 壁の中でずれ落ちる
  • 湿気でカビが生える

という点で断熱材として劣る、という説明だったかと思います。

 

断熱材は屋根(または天井)、壁、床(または基礎)に施工され、家の中の熱を逃がさない、外の熱を入れない、といった働きをし、いわゆる「夏涼しく、冬暖かい家」を実現する重要な要素になります。

断熱材には熱伝導率という熱の通しやすさを表す数字で性能が比べられ、この数値が低いほど熱を通しにくいということで、断熱性が優れているということになります。

 

断熱材には、素材によって繊維系(グラスウール、セルロースファイバーなど)、発砲プラスチック系(ウレタンフォーム、ポリスチレンなど)といった種類があります。

 

断熱性能という意味では、どの断熱材を使っても大きな差がありません。

どれを使うかよりも、断熱材の厚みが重要です(同じ厚みでの断熱性能(熱伝導率)には大差ないため)。壁の断熱材として厚さ50mmの断熱材を入れるより、100mmの断熱材を入れる方が、どの断熱材を使うかよりも大事になってきます。

また、断熱材は隙間なく施工してもらうことも重要です。隙間があるとそこから熱が逃げてしまいます。

 

アクアフォームは、発砲プラスチック系の硬質ウレタンフォームの一種で、日本アクアが販売している商品になります。

建築現場で、壁にアクアフォームを吹き付けるともこもこっと膨れ上がり、壁に隙間なく張り付きます。

アクアフォームは、この「隙間なく」がメリットです。アクアフォームは認定を受けた専門の施工者が施工をすることになり、施工者による品質のばらつきが少ないようです。

 

繊維系断熱材の代表はグラスウールです。

グラスウールは長方形の袋に入っていて、それを壁に詰めていきます。

通常の木造住宅では、壁側の柱には、筋交いという斜めにした柱やコンセントボックス、窓枠など長方形の袋そのままではきれいに詰められない箇所があります。

そのような箇所で隙間が発生しやすく、隙間なく施工することが難しいと言われており、グラスウールの断熱材を避ける人が多いようです。

施工する人も通常の大工さんが行うので、人による品質のばらつきも大きいです。

 

営業さんは、この施工が難しいという点で、悪い例を取り上げて説明をしましたが、施工がきちんとされていればグラスウールも断熱材として問題ないです。

また、カビが生えるというのも、長方形の袋のままでは施工が難しい箇所で、袋を切って詰めていたりすると、湿気が袋の中に入ってカビが生える可能性があり、やはり施工方法によるものと思います。

 

ただ、施工をきちんと行ってくれるかを契約前に施主が判断することはかなり難しいと思います。グラスウールを使用するハウスメーカーで建てる場合は、その点を踏まえておく必要があります。

 

断熱材は、厚みと隙間ない施工が大事。